小学校受験を考えたときに、どこを受験すべきか迷うのではないでしょうか?
そもそも地域に受験する所が少なく、限定されていたり、「ここに行かせたい!」といった確固たる希望があれば問題ないと思います。
我が家のように、小学校受験の予定がなかった人が、受験を検討する際にまず考えるのは、現在の自宅に一番近い所ではないでしょうか?
通学距離は小学校選びの大事な要因ですが、そんな少ない条件だけで選択すると、あとあと「あそこも受験すれば良かった」など後悔する可能性があります。
今回は、当初あまり考えずに小学校選択をした我が家が、受験準備をする中で、最初に考えておけば良かったと反省した学校選びのポイントを書きます。
お受験小学校の失敗しない選び方の6つのポイント
小学校を選ぶ際に重視する要素はご家庭によって様々だと思います。
よって、小学校選びは、学校の情報だけでなく、ご家庭の状況や親、子供の状況も考慮する必要があります。
我が家は受験する事自体を決めたのがやや遅く、あまり知識がない中で受験校を選んでいました。
その結果、他にも受験させた方が良かったと思う小学校が出てきたり、早めに対策を立てて臨むことで合格できたかもしれないという学校がありました。
その反省を踏まえて、これから6つのポイントを紹介します。
このポイントを見てもらえば、手戻りなく小学校選びができるのではないかと思います。
1.事前の情報収集をしっかりと行う
情報収集をしっかりと行うことは、小学校受験を失敗しないための必須の要件です。
ただ、あまりにも多くの情報を入手してしまうと、情報を整理することができなくなってしまうため、注意が必要です。
ある程度的を絞って情報収集することも考えた方がよいと思います。
特にインターネットは情報が溢れているので、情報を整理するだけで手いっぱいになってしまって、それだけで疲れ切ってしまうと思います。
我が家は情報を整理できずに、それぞれの学校の教育方針や教育理念が入り乱れてしまって、面接の対策を作るときに整理し直さないといけなくなって、とっても苦労しました。
学校のホームページ
学校のホームページは、その学校が伝えたいと思っている情報の宝庫です。
ここで、教育理念や学校の取り組み、学校生活の流れなどを確認して、学校のイメージを掴むと良いでしょう。
動画で紹介ムービーを作っているところもあるので、必ず確認しておきたい情報源です。
【写真や動画を見る際のポイント】
- 先生の年齢層や雰囲気
- 子供たちの服装や髪型
- こっそり写っている備品
これらのポイントを見ておくと、学校の雰囲気を掴むのに参考になったり、どんな子供を学校側が望んでいるのかがわかったりします。(写っている子は学校の代表!)
我が家は髪型まで見ていました。笑
お受験特集などのある雑誌
雑誌は、ホームページと違いライターの分析が書いてあり、客観的な意見を知ることができます。
また、小学校選定に必要な情報が整理されて、まとめられており、かつ各小学校が比較されているためとても便利です。
加えて、近年の特徴やこれまでの変遷なども書いてあることから将来的な予測までできる可能性があります。
雑誌でおすすめなのは、プレジデントファミリーです。
分析が非常に参考となるほか、全体的に見やすい構成となっていて、我が家は受験を検討した初期に、たまたまこの本を購入しましたが、本当に参考になったと思います。
お受験用のHOW TO本
HOW TO本は全体的な流れを把握することができます。
雑誌も確かに流れをつかむことはできますが、特集で組んであることが多いため、受験内容を網羅的に把握するためには専門の本の方が理解が深まります。
しかし、本屋さんでも小学校受験用の本はまだまだ少ない状況で、小さな本屋さんでは置いていないこともしばしばあります。
できれば本屋さんで実際に中を確認して、自分に合うものが見つかるといいですね!
また、HOW TO本は何冊も買う必要はないと思います。
1冊あれば十分で、その他の情報はインターネットやSNSで収集した方が最新の情報を入手できると思います。
特に、Twitterではお受験用アカウントを作って情報収集している人が沢山いるので、情報の宝庫になってます。
2.試験内容を把握
試験内容を把握しておけば、その学校に特化した対策を立てることができます。
どの学校も出題傾向が大幅に変わることはあまりないため、過去問題などを入手し、出題傾向を調べておくといいです。(ハズれることもありますけどね)
出題傾向を基に試験戦略を立てるといいと思います。
一例として、次のような考え方ができると思います。
- 面接は苦手だから、面接のない学校を選ぶ
- 工作や絵が得意だから、そこを重要視している学校を選ぶ
- とにかく試験科目が少ない学校を選ぶ
また、出題傾向から、試験対策をすることも大事ですね。
実際に我が家も過去問や幼児教室の先生から話を聞いて、その学校に合わせた勉強をしました。
3.学校の難易度を把握
小学校の中にもいわゆる難関校と言われる学校があります。
難関校を目指す人は幼少のころから対策を積み、受験に向け周到に計画しているところがほとんどです。
難関校・・・憧れますよね、我が家には到底無理でした。笑
学校の難易度を把握することは、確実に合格するために必要になる項目だと思います。
せっかく受験するのに、高難易度の学校ばかりを受けて、一校も合格しなかったら、さすがに子供がかわいそうではないでしょうか。
難易度の確認の仕方としては、雑誌などのランキングを見ることで、だいたいどのくらいのレベルの学校なのか把握できると思います。
また、小学校受験用の模試も開催されていて、志望校への合格確率や受験者の中での順位などがわかるので、子供の実力、志望校のレベルなどを把握するのにとても便利です。
まあ、レベルの高い学校も、金銭的に余裕があるならば、記念受験くらいの気持ちで受けてみるのもありだとは思います。笑
また、子供の成長は予測不可能です。
いつ急伸するかは、「神のみぞ知る」ところなので、子供の成長を信じて突き進むのもいいのではないかと思っています。
4.通学距離、通学時間を確認
小学校によって、通学の範囲が決まっていたり、通学距離、通学時間を制限しているところがあります。
むしろ、ほとんどの小学校が設定しており、人気の学校などは、その学校に行くために引っ越しをするご家族がいるほどです。
また、通学手段を限定しているところもあり、電車を利用する場合でも、例えば新宿駅乗り換えは不可となっているところや、特急や快速を使用した通学が不可となっている学校もあります。
さらに、確認しておきたいのが、電車やバスなどを利用した後の学校までの歩く距離や街道の交通状況や治安状況です。
基本的に交通機関利用後の学校までの移動は学校側が責任をもって安全を確保してくれますが、実際に足を運んで、見ておくことをおすすめします。
Twitterなどを見ていると、願書提出の時に初めて知って、どうしようか悩んでるといったような人も見かけるので、しっかりと調べておきたいポイントですね。
5.授業料等の費用を確認
多くの人には非常に重要な要素になるため、あえて紹介する必要もないかもしれませんが、費用も学校によって学費だけでなく、その他追加の費用がかかる学校があります。
費用の項目一例を紹介します。
- 学費
- 初年度納入金(入学金)
- 寄付金
- 施設維持費
- 学級費
- 給食費
- 旅行積立金
- 後援会費
学校によって必要な納入金は変わってくるため事前に確認する必要があります。
雑誌などの情報は学費のみが記載されていることがほとんどで、その他の費用が抜けていることが多いため、注意が必要です。
また、寄付金については学校によって一口あたりの金額が示されており、「何口以上の寄付」というように定められているところが多いです。
もちろん、寄付金のない学校もあり、様々です。
6.学校の雰囲気や保護者に要求される振舞い
学校の雰囲気は、その学校が自分たち家族に合うかどうかを見極めるためにぜひ確認したいポイントです。
どんなに努力して合格した学校でも、いざ入学してみると学校の雰囲気が全然合わずに、学校生活自体が楽しくなくなったり、苦労してしまったら意味がなくなってしまいます。
ただ、学校側も「求める子供像」みたいなものを持っているため、あまりにも合わない子供は合格することはないと思います。
また、保護者に求められる資質というようなものも少なからずあるように感じます。
親の教育に対する考え方や立ち居振る舞いなど、できればその辺りも見極めた上で学校を選ぶといいと思います。
でないと、学校で我が家だけ浮いている・・・というようなことが発生してしまう可能性も無きにしも非ずです。
実際に小学校受験をされた方の口コミ
失敗しない選び方を紹介させていただきましたが、実際に受験をした人はどのような点を選ぶポイントにしたのでしょうか?
子供の性格やご両親の強い希望など、様々な理由があるかもしれません。
一例を紹介したいと思います。
私としては、フィーリングを大事にすることも失敗しないポイントだと思います。
まとめ
お受験小学校の失敗しない選び方の6つのポイントについて、私の経験をもとに紹介しました。
小学校選びは、受験することを決めてから最初に通過する難所だと私は思います。
「この学校で本当に良かったのだろうか?」と、何度も考えてしまいます。
そんな不安を少しでも払拭するために、今回紹介したポイントを活用していただいて、自信をもって小学校を選んでいただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。