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受験

中学受験で塾なしは失敗する?勉強時間や偏差値はどのくらい?

中学受験
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中学受験が過熱してますね!

中学受験を決意した時に考えるのが「塾」をどうする?ということじゃないでしょうか?

過熱する受験の中で塾なしは失敗するのではないか、勉強時間や偏差値はどのくらい必要か気になるのではないでしょうか?

私も「塾なしで本当に中学受験合格できるの?絶対無理じゃないか?」と思ってします。

やっぱり塾に入れた方が確実だと思ってしまうし、本気で合格するならできれば塾かなと・・・

塾なしで中学受験を乗り切るためには、効率的、効果的な在宅学習が必要になるでしょう。

でも、それって親が見てないといけないよね、子供だけでちゃんと勉強時間がとれるんだろうか?偏差値が高い子じゃないととても合格なんてできないんじゃないだろうかと思ってしまいます。

このブログでは中学受験を塾なしで合格することができるのか?勉強時間や必要な偏差値はどれくらいなのかを紹介します。

 

中学受験で塾なしは失敗する?

中学受験を塾なしで受けられている方は一定数います。

しかも、キチンと合格もされています!

だから、絶対に塾に通わないと合格できないわけではないんですね。(合格できるわけでもないのはないですが・・・)

要は、やりよう、取り組み方次第ということです。

でも、塾なしだとノウハウが無い分不利になってしまう可能性が無いとはいえません。

塾なしで臨むかどうかは、どれだけ家庭がサポートできるかが鍵になってくるでしょう。

 

塾なし受験の課題

塾なしで受験する場合、塾で行ってくれるいろいろなサポートを家庭で補完してやらないといけません。

そこで、次のような課題が考えられるんじゃないでしょうか?

  • 塾なしで勉強させられるのか
  • 合格するための勉強ができるのか
  • 学習習慣を身に付けられるか
  • 最新の情報を入手できるのか

この課題を家庭で補完できれば、塾なしでも合格に近づくと思います!

なかなかこれを家庭でやろうと思うとできそうでできない。

特に子供が勉強してくれるかが問題ですよね。

 

塾なしで勉強させられるのか

小学生の子供に受験のような勉強をさせようと思ったら至難の技ですよね。

特に遊びたい盛りの子供たちにとっては5分でも机に座り続けるのが難しいです。

なので、まずは勉強をするための意識を作り、習慣化することが一つの難関となってくるでしょう。(最初から勉強好きでできている子もいますが・・・)

そのためには、親が環境を作ってあげることが第一です。

  • おもちゃをしまう
  • 毎日の課題を用意する
  • 自己管理要領を定める
  • 定期的な受験の意義を確認する

家庭学習ではいかに誘惑に打ち勝って、自己管理しながら学習を習慣化させるかが鍵となるでしょう。

また、ただ勉強をし続けるだけではなく、なぜ勉強するのか定期的に確認した方がいいでしょう。

目的もわからずに勉強しつづけることって、ただの苦痛ですからね。

 

合格するための勉強をすることができるのか?

中学受験においても当然のことながら受験対策が必要です。

塾なしで中学受験に臨もうと思ったら、試験対策がキチンとできるかが不安ですよね。

塾ならば、これまでの蓄積されたデータを元に志望校に合わせた試験対策を取ってくれて、それが塾の最大の強みとも言えるでしょう。

それを家庭でやろうと思った場合、圧倒的に情報が不足する可能性がある・・・というより、塾にはさすがに勝てません(^_^;)

しかも、中学受験は、毎年、出題の傾向が変わるので、その時に応じた対策を取らないといけません。

塾なしで中学受験に臨むなら、情報収集が合格のための鍵の一つになるでしょうね。

 

最新の情報を入手できるのか?

合格するための情報収集は学校のことや勉強内容など様々で、中には実際に学校に足を運んでみないとわからないこともあります。

どんな情報があった方がいいか、考えてみました。

  • 学校毎の出題傾向
  • 受験課目
  • 教育理念
  • 生徒の特質
  • 受験日程
  • 出願要領

もっとあるでしょうね。

情報として出てこない情報もあります。

(学校や周りの雰囲気やいち先生の考え方とか)

この情報収集を家庭でやらなければならないとなると、なかなかに親のやる気(?)が問われます。

「我が子のためならそれくらい!」と、思えるでしょうか?(私はギリギリ思っています笑)

さらに入手した情報を分析して、受験に向けたカリキュラムを組むとなるととても大変です。

でも、今はホームページやSNSなどで多くの情報が手に入りやすくなっているので、絶対に無理では無いと私は思います。

LINEなんかでも学校に特化したものや、年度による中受コミュニティーが立ち上がっているので、自分に合ったグループやコミュニティーを探すといいですね!

 

家族の協力と取り組み

塾なしと言うことは、家庭の努力がマストです。

家族間の認識や想い、考え方に齟齬があったりすると、目標が定まらなかったり、進め方を絞れなかったりと、学習を進めていく上で不安材料となってしまいます。

そのため、家族で受験について話し会い、想いや計画などをしっかりと共有しておくとよいでしょう。

特に夫婦間の話し合いをしっかりとしておく事が大事で、これは子育てと同じですね!(中にはとても話し合いにならないと言う人もいるかと思いますが・・・)

また、塾では志を同じくする仲間と切磋琢磨し受験への道のりを乗り越えていくことができますが、家庭ではそのような環境をなかなか作れません。

そのため、意欲が落ちなようなカリキュラムを考えたり、模試を受けるなどして自分の現状を認識し、バーチャルなライバルを作るような工夫ができるといいですね。

ライバルがいるときの子供の頑張りは、びっくりするくらいの集中力がありますからね!

 

中学受験で塾なしの勉強時間はどのくらい?

時計

塾なしで中学受験するとなると、どのくらい勉強時間を確保したらいいのか、気になりますよね。

当然志望校や取り組み始めた時期などによって変わってくるため一概には言えないと思います。

でも、一つの指標のようなものがあれば、そこに向けて頑張ることができますよね。

我が家も「これだけの時間!」と決めた方がしっかりと集中して勉強できている気がします。

逆に「なんとなく勉強」となると集中力無く、ダラダラとしてしまうか、すぐに飽きてしまうといった状況になってしまいます。

じゃあどれくらい勉強したらいいの?みんなどれくらい勉強してる?と気になりますよね

 

平均的な勉強時間

塾に通っている人も、塾以外(家庭)でも勉強しているため、塾なしと通塾で勉強時間に差があるわけではないと思います。

ただ、通塾していたり、受験勉強を開始した時期などによっては、一日に割く勉強時間は違ってくるのではないでしょうか?

【平均的な勉強時間】

1年生~3年生 0~1時間
4年生~5年生 1~3時間
6年生 3~5時間

1年生から3年生は勉強をさせると言うよりも、学習習慣を付けることを目的にしている人が多いように感じます。

我が家もそんな早くから・・・と思わざるを得ません。

また、低学年のうちは、座学的な勉強よりも体験などによる感覚による理解など、目で見て触るなどの5感による学習を中心に考え人が多いようです。

感性豊かなうちにいろいろな体験をさせてあげた方が後伸びが期待できると思います!

なので、本格的な受験勉強に入ってくるのが、4年生くらいからになってきます。

この頃になると周りの友達にも受験を意識してくる子が出てくるのと、子供も自分の将来を考え、やらされるのではなくて、必要性を理解して、勉強するようになってくるのでちょうどいい頃合いだと言えます。

 

勉強時間 vs 遊びの時間

小学生の内から勉強ばかりさせていていいのだろうか?と悩む方は多いのではないでしょうか?

勉強ばかりさせていたら、感性を育てるための体験などを養うことができなくなってしまうのではないかと思ってしまいますよね。

私は小学生時代はろくに勉強もせず、遊んでばかりいたので、小学校からバリバリ勉強させることには抵抗があります。

小学校の、特に低学年の内は勉強と遊びのバランスを意識して学習を進めていくといいでしょう。

遊びから得る事のできる体験も、子供の心を作って言う上でとても大事な時間であることを認識しておくとよいと思います。

 

中学受験の偏差値はどれくらい?

必要な偏差値が学校によって変わるのは当然ですよね。

でも、もう一つ知っておかないといけないのは、受ける模試などによって偏差値の判断基準がかなり変わってくるということです。

特にSAPIXは同じ学力でも偏差値が低く出てきます。(全員の学力が高い)

中学受験において偏差値を判断する際には、模試の特徴もおさえておくべきでしょう。

下表は首都圏共学の偏差値の参考です。

男子偏差値 女子偏差値 中学校名
68 72 慶應義塾中等部
68 69 渋谷教育学園幕張中学校
67 69 筑波大学付属中学校
66 68 慶應義塾湘南藤沢中等部
66 68 早稲田大学系属早稲田実業学校中等部
63 64 市川中学校
63 64 東京学芸大学附属世田谷中学校
63 65 東邦大学付属東邦中学校
62 66 青山学院中等部
62 61 栄東中学校
62 62 東京学芸大学附属小金井中学校

トップクラスの学校を狙うなら偏差値60以上が望ましいでしょう。

 

まとめ

CHECK

中学受験で塾なしは失敗してしまうのか、勉強時間や偏差値はどのくらいあればいいのかについて紹介しました。

塾なしで中学受験に臨む人は多くいるし、実際に塾なしで合格している人もいます。

なので、家庭学習を選ぶというオプションを持つことは全然アリだと思います。

ただ、情報入手や継続的に勉強するためにはそれなりの家庭の協力と努力が必要となることは認識しておかなければならないでしょう。

とは言うものの、中学受験を辛く大変なものとしてとらえるのではなく、家族で楽しみながら一歩ずつ進んでいくつもりで臨んでいくといいのではないでしょうか。

そして、どうしても不安になったり、家庭でのサポートの限界を感じたら入塾するといった逃げ道としてのオプションを持っておけば、心の余裕も生まれると思います。

家族みんなで同じ「時」を歩む素晴らしさがあると思います。