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受験

小学校受験をおすすめする5つの理由とは?

小学校受験
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新型コロナの影響で、オンライン授業などこれまでにない授業様式が行われるようになりました。

その中で、公立の小学校の対応の遅さと私立の対応の早さが際立ち、国立や私立の受験を考える人が増えたように思います。

実際に、子供の数が減っているにも関わらず、受験をする人はここ最近増えていってます。

そこで、小学校受験を迷った末に、実際に受験をしてみて、子供だけでなく、親である自分たちにもとてもよい経験になったと感じたので、シェアしたいと思います。

今回の記事では私が小学校受験をおすすめする数ある理由の中から、特に厳選した5つを紹介したいと思います。

 

小学校受験をおすすめする5つの理由

子供の勉強

小学校受験を最初からすると決めているところもあれば、最近の新型コロナなど環境の変化から、受験を検討し始めた人もいると思います。

ここでは、私が受験をして、非常にプラスになったと思うことを5つ選んで紹介したいと思います。

 

1.当然だけど、子供の成長

これは言わずもがなですね。

ただ、この成長の中でも、我が子が特に伸びたなぁと感じた成長が4つあります。

一つずつ紹介していきましょう。

 

①数の概念が理解できるようになった

我が子は試験勉強をとおして、「モノの数がどれくらいあるのか、何個あるからどうなるのか」といった数の概念が理解できるようになりました。

2歳から公文に通わせていて、足し算、引き算ができていた我が子でしたが、計算ができるだけ、紙の上の数字だけで理解している状態でした。

それが、試験勉強をとおして、数の概念がわかることで、お菓子を分け合うときやケーキを切り分けるときなどの「何個ずつ」や「どれくらい」がわかるようになりました。

私は、始めは数の計算ができれば、概念は後からでもわかってくると思っており、そこまで重要じゃないと考えていましたが、我が子が次第に数の概念を捉えていく姿を見て、実はこちらの方が重要だったなと思うようになりました。

数の概念がわからないまま計算を覚えても、最終的に全く概念がわからないということはないでしょう。

ただ、そこをしっかりと理解してから計算を覚えた方が圧倒的に早く計算を理解できるようになると感じました。

 

②絵を描く力がついた

年齢からしたら十分な絵を描けるようになった!

当初はとても絵が上手とは言えなかった我が子・・・(今でも上手なわけではありませんが)。

そして、絵を描きたがらない我が子・・・。

そんな子供でもコツや型を教えることで立派な絵を描けるようになりました。

(ここで言う絵はお受験用の絵になるので、一般的な美術としての絵ではないことに注意してください。)

 

③効率的に運動能力が向上

幼稚園でもやっているとこもある「くま歩き!」

新型コロナの影響であまり運動ができていなかった我が子、運動が心配だったのですが、試験に必要とのことでくま歩きをたくさんさせたところ、腕、足が鍛えられ、体幹もよくなりました!

また、ケンケンパー、ケンケングーなどもやらせることで、体力とリズム感もついたと思います。

 

④膨大な常識的知識を獲得

大人でも忘れてしまっている、季節の行事や植物、食べ物をはじめ、昔話や今では見かけない昔の道具(洗濯板など)を覚えていきました。

これを覚えて何が良かったかというと、知識を得たことで興味の幅が断然広がったことです。

例えば、栗やなしを食べて、「秋の味だね」と言ったり、変わった形の菊の花をみて、「この菊の形は彼岸花に似ているね」と言ったりと、知識が増えたことで色んなものを関連付けることができるようになりました。

受験をしなくてもある程度は幼稚園で習ったり、本で読んだりして覚えるとは思いますが、やはり受験するということで、吸収するスピード感は断然違うように思いました。

 

2.親も一緒になって成長できる

受験に臨むことで成長できるのは子供だけじゃないと私は思います。

親も子供と一緒になって成長できたと感じるのです。

どんなところで成長できたと思ったのか、紹介します。

 

①親も知らない(忘れた)知識がたくさん

先ほども述べたように、試験で覚える知識は、花や道具、虫、動物の名前などがあり、そういったものを覚え直すことができました。

さらに、昔話なんかもあり、なんとなくは覚えているものの、細部までは覚えていないものがほとんどではないでしょうか?

私は、金太郎や一寸法師は、かなりうろ覚えでした・・・。

みなさん、金太郎は「斧を持って、くまに跨ってる子供」というのは、覚えていると思いますが、他にどんな動物が出てきて、誰がモチーフになっている、といったことまでご存じでしょうか?

調べてみると、鯉のぼりに金太郎が描かれている理由がわかってきますよ!

金太郎は坂田公時(さかたのきんとき)がモチーフになっているというのが通説のようですね、ゆかりの地としては、静岡県駿東郡小山町が有力のようですよ!(余談でした)

 

②志望動機を書く事で文章力が向上

出願理由や志望動機は指定された文字数や枠内に収まる範囲で書かなければなりません。

制限のある中で、端的に志望動機や自己アピールをする必要があり、なかなか難しいです。

何度も書いては修正を繰り返した結果、自然と洗練された文章になっていったと思います。(迷走することも多々ありますが・・・)

もともと文章を書くことが苦手だった私には、なかなかの刺激で、確かに難しく大変だったのですが、とてもよい経験になったと思っています。

3.子育てや教育に対してしっかりと向き合うことができる

日々の生活の中で、子育てをしっかり意識してできている人はどれくらいいるでしょうか?

私も多忙な日々を送る生活で、あっという間に子供が大きくなり、「これまで子供に何をしてあげることができただろう」と反省することが多々あります。

しかし、受験をすることで、子供への関心が高まり、子育てや教育にしっかりと向き合えたと感じます。

 

①しっかりと考えたことが無かった教育方針

教育方針や子供との向き合い方を言葉や文字にすることは、親として多くの気付きを得ることができます。

何となく考えてはいるものの、それをしっかりと考えて、表現することは普段の生活ではなかなか機会が無いものだと思います。

少なくとも我が家では「こうしていきたいよね」「こうなって欲しいよね」という思いはなんとなくありましたが、文章で残るものとして夫婦で話し合うことは、受験を決めるまでありませんでした。

 

②子供の何を伸ばしたいのか、将来どうなって欲しいかを考える

子供のどのような能力や特徴を伸ばしてあげたいかを真剣に考えました。

親というものは欲張りで、子供にはあらゆる知識や能力を付けてほしいと願うものですが、そんな完璧な人間はいません。

子供の得意、不得意や性格などを分析して、今後どのような所を伸ばしてほしいか、そのために親としてどのようなアプローチをしていくべきか考え、夫婦で話し合いました。

これが結構難しく、いざ言葉にしようとするとまとめることができず、苦労しましたが、今後の目標などが明確になり、考える機会を作ることができたことは非常に良かったと思います。

 

4.家族のことがより理解できるようになる

面接対策のために、子供に関する分析、教育に対する考え方、家族のみんなの考えやこれまでの経験、思い出などをたくさん話し合い、整理し、家族がどんな経験をして、それに関してどんな思いを持っていたか共有できました。

それによって、家族のお互いの理解が深まったと思います。

家族で行った旅行や遊びなどの楽しかった思い出やうまくいかなかったこと、悔しかったことなど、様々な記憶を思い出しては共有し、面接で聞かれる可能性のある、教育方針や長所、短所などに落とし込んでいきました。

 

家族との思い出を回想

例えば、娘の短所を考えていた時に、夫婦で話し合い、幼稚園の年少さんの頃、我が子は公園やお友達の家に遊びに行っても親の私たちから離れたがらなかったことを思い出し、恥ずかしがりな性格なのだと分析しました。(これを娘に話したら、「私は恥ずかしがりじゃない!」と叱られてしましたしたが・・・笑)

子供が生まれてから今までの思い出をすべて見つめ直す機会はそうそうないと思います。

私たちも、「受験がなければ、こんなこと話し合う機会なかったよね」とよく言っていて、受験をしたことでとてもいい副次的効果があったと思います。

 

5.充実した時間を送ることができる

普段の生活でも個人的な充実した日々を送っておられる方は多いと思います。

小学校受験では、家族の時間として充実した日々を送れるようになりました。

試験のための勉強や、遊びを通しての学びなどを実践するためには、親の協力が必須になり、それを行うことで、必然的に家族との時間の共有が多くなっていきました。

 

①何となくダラダラ過ごす時間がなくなる

試験勉強は良くも悪くもやることがたくさんあります。

お教室に通うなら幼稚園との吻合を図らないといけないし、ペーパー問題対策、運動、面接対策だけでなく、いろいろな体験をさせることも大切で、ダラダラしている暇はありません。

そして、遊びをとおして学ぶこともたくさんあるので、しっかり遊ぶことも大事です。

大変ではあるものの、かと言ってそれが窮屈なわけではありません。

楽しいこともたくさんあるし、これは人それぞれの捉え方になるかもしれませんが、充実した日々を送ることができます。

 

②日々の生活が教育や発見、体験にあふれていく

充実した日々にするか、ただただ大変できついものにするかは捉え方次第、気持ち次第です。

試験勉強と「勉強」を前面に出してしまうと堅苦しく、何か重いものに捉えてしまいますが、よくよくその中身を見ると楽しい発見や体験に満ち溢れています。

それは子供だけでなく、親も同様で、子供の受験勉強をとおして多くの発見や子供との楽しい体験、思い出を共有することができます。

そして、今までただの「遊び」だったことが、「学習」へ変わる視点を持つことができます。

例えば、「折り紙」一つとっても、図形の認識に繋がり、切り紙をすれば展開した時の切った部分の予測に繋がるということで、見方を変えるだけで遊びが学習に変えることができます。

 

まとめ

水辺の家族

小学校受験をおすすめする5つの理由とは?という内容で、ご紹介させていただきました。

まぁ、当然大変だと思うこともあるので、いい事ばかりとは言えないのは確かですし、私のおすすめが人によってはそのように感じられないことがあるかもしれません。

それでも、小学校受験は子供の成長だけでなく、親の成長、家族の理解、絆を深めることができると思います。

少しでも小学校受験を悩まれておられる方がいるならば、合格する、しないに関わらず受験を経験することをおすすめします。

きっと素敵な体験になると思います。